「ベランダで家庭菜園を始めてみたい」
「狭いベランダでも家庭菜園はできる?」
ベランダはこれから家庭菜園を始める初心者にとって最適な場所です。
何と言っても栽培管理の手軽さがベランダ菜園の魅力でもあります。失敗のリスクが少ないので、成功体験も得やすいでしょう。
ですが、ベランダは畑とちがってさまざまな制約を受けることも多いです。ベランダの環境に合わせて育てる野菜を選択しないと、なかなかうまく育てることはできません。
また集合住宅や密集した住宅地などでは、近隣への配慮もしながら育てていかなければトラブルの原因にもなります。
この記事では、「ベランダ菜園に適した野菜」や「ベランダで家庭菜園をするときのポイント」、「近隣関係における注意点」などをお伝えしていきます。
初心者でも安心してベランダ菜園に取り組めるように詳しく解説していきましょう。難しいことはありませんので気楽に読み進めてください。
それではまいりましょう!
ベランダの家庭菜園でおすすめの野菜
まずベランダでどんな野菜が育てられるのか気になるのではないでしょうか。おすすめの野菜としては以下のようなものがあります。
- コマツナ
- シュンギク
- ラディッシュ
- ナス
- バジル
上記の野菜は省スペースでも育てられるため、ベランダで家庭菜園するのに向いています。
また収穫までも早く一年を通して育てやすいので、初心者の方には特におすすめの野菜です。
こちらの記事では初心者に向けておすすめの野菜をもっと詳しく紹介しています。他に育てたい野菜が見つかるかもしれません。
ベランダの家庭菜園で必要最小限の道具
次にベランダで家庭菜園をするための道具の準備ですが、ここでは必要最小限のものだけお伝えします。
- 種・苗
- 培養土(肥料入り)
- プランター(鉢底石が不要なタイプ)
- じょうろ
- (移植ごて)
この4つがあれば家庭菜園をすぐに始めることができます。ただし、準備するのに気をつけていただきたいことがあります。
培養土は”肥料入り”のタイプを選んでください。肥料なしですと別で肥料を用意する必要があります。
またプランターも”鉢底石が不要”のタイプがあります。細かい網目の底板が付いているものです。それなら鉢底石を用意する必要がありません。
プランターのサイズが大きいものでなければ、移植ごてがなくても大丈夫です。培養土の袋のままプランターに移せますし、土をならすのもプランターを軽くゆするだけで済みます。
必要に応じて準備すればよいでしょう。
こちらの記事では上記の道具をそろえるポイントを画像付きで詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
ベランダの家庭菜園で知っておきたい大切なこと

ここからはベランダでの家庭菜園においてチェックしておきたいことを解説していきます。ベランダで家庭菜園を楽しむための要素は大きく分けると以下の3つになります。
- 自然環境
- 構造環境
- 近隣関係
1.自然環境

家庭菜園において最も基本的で、最も重要な要素です。
- 日当たり
- 風通し
日当たり

家庭菜園において何よりも大事なのは、日光がどれだけ当たるかということです。
野菜を育てるのに日光は欠かせません。植物にとって日光は成長の源です。ですから、ベランダにどれだけ日光が入るかをチェックしましょう。
南向きのベランダで一日を通して日光が入る場所であれば問題はありません。しかし「午前中だけ」もしくは「午後になれば」と限定的であれば、育てる野菜を選ぶ必要が出てきます。
具体的な例で言えば、ミニトマトの必要な日照時間(直射日光を受ける時間の長さ)は6時間ほどです。この時間に満たない環境だとうまく育たず失敗する可能性が高まります。
コマツナであれば必要な日照時間は3~4時間ほどで育てることが可能です。つまり、日光の入り具合が限られている場所ならばコマツナを栽培したほうがよいでしょう。
このようにベランダにどれだけ日光が入るかで育てられる野菜が決まります。家庭菜園で大切なポイントになるので必ずチェックしてください。
風通し

自然環境でもうひとつチェックしておきたいのが風通しです。
風通しはできるだけ良いほうが望ましいでしょう。なぜなら風通しが悪いと病害虫(植物の健康を損なう病気や害虫のこと)が発生しやすくなってしまうからです。
野菜を育てているあいだは、目に見えない菌類やウィルスが絶えず空気中に存在しています。風通しが悪いと湿気が溜まりやすく菌類が繁殖しやすい環境になりますので注意してください。
逆に風が強く吹くような場所ならば植物が損傷してしまったり土が乾きやすかったりするので、防風対策が必要となってくるでしょう。
2.構造環境

ベランダで家庭菜園を楽しむために、自然環境以外にもベランダの構造の観点からもチェックしておきたいところです。
それではベランダの構造でチェックしておきたいこととはどんなものがあるでしょうか。
- 排水溝
- 避難経路の確保
- ベランダの材質
- エアコンの室外機
- スペースの確保
排水溝

1つ目は排水溝です。排水溝をふさぐようなプランターの置き方をしないようにしましょう。
排水溝の役割を損ってしまい、ベランダに雨水や植物に与えた水が溜まる可能性があります。
また排水溝まわりをきれいに掃除をしておくことも大切です。
ベランダで家庭菜園をしていると、葉が落ちたり水やりの際に土や肥料が流れ出たりします。そのまま放置していると排水溝の詰まりの原因になりかねません。
特に集合住宅においてはトラブルの元にもなりますで、日ごろから清潔にしておきましょう。
避難経路の確保

2つ目は避難経路の確保です。写真のように隔て板の前に物は置かないようにしましょう。
非常口やベランダの隔て板の前にプランターや道具を置くと、有事の際に通行の邪魔になってしまいます。
怪我のリスクが高まりますし、対応が遅れて取り返しのつかないことにもなりかねません。
万が一のことを考えて、こうした場所の近くに置くことは避けるべきです。
ベランダの材質

3つ目はベランダの材質です。ベランダの材質はどんなものを使っているかもチェックポイントです。
ベランダの材質によって植物に与える影響は変わってきます。木材や金属、樹脂、タイル。この材質のちがいで日光の熱をどのぐらい吸収するのかが変わります。
たとえば金属やコンクリートなどの熱を持ってしまう材質だと野菜に悪影響を及ぼす可能性があります。
そうなるとプランターを直置きしないように棚などを使ってかさ上げするなどの対策が必要になるでしょう。
野菜がうまく成長しない原因にもなりますのでチェックしておいてください。
エアコンの室外機

4つ目はエアコンの室外機です。エアコンの室外機の上や前にプランターを置くのもおすすめできません。
室外機の稼働中は温かい風が排気されます。周辺は熱が溜まりやすくなるため、前に置くと野菜が生育障害を起こす可能性が高くなるでしょう。
また室外機の上も本体の温度が上がるので温度管理が難しくなります。想定外の倒れ方で室外機の故障の原因にもなりますので、上に置くことも避けたほうがよいでしょう。
スペースの確保

5つ目はスペースの確保です。少なくとも人ひとりが通れるスペースを作っておくのがよいでしょう。
通路が狭くなるとプランターを蹴り倒したり、つまづいたりして怪我の原因になりかねません。
またナスやトマトなどの実もの野菜は子供の身長ぐらい上に伸びるものもありますので、そうした空間も意識しながら配置をすることも大切です。
ベランダは多くの人にとっては洗濯物や布団を干したりする場所でもあります。生活の妨げにならず十分なスペースが確保できるように工夫してみてください。
3.近隣関係

家庭菜園を楽しむのに盲点になりやすいのが近隣関係です。
育てるほうにばかり意識が向いて、実はとなり近所に迷惑をかけていたなんてことがあります。その感じ方は人さまざまですので気をつけなくてはなりません。
たとえばマンションやアパートの集合住宅では管理規約があります。居住者が快適に過ごすための取り決めです。
それには騒音やタバコの煙、ペットの獣臭など、他人の迷惑になりうることに関する注意事項が書かれています。
これに家庭菜園も含まれているかもしれません。先述の排水溝の詰まりや避難経路を塞いで居住者に迷惑がかかるというようなことです。
集合住宅だけでなく戸建ての家でも以下のことは気をつけたほうがよいでしょう。
- 水やり
- 害虫や鳥害
- 落下のリスク
- 臭い
水やり
水やりの際にはベランダの外へ水をまき散らすのに注意してください。
特に格子型のベランダですと階下や下を歩く人などにかかったり、洗濯物などにかかってしまうことがあります。
被害を受けたほうの身としては、やはり気分はよくないものです。未然にトラブルを防ぐためにも十分に意識しておいたほうがよいでしょう。
害虫や鳥害
自然物を育てていると害虫による被害はなかなか避けられないものです。
育てている当人もイヤですが、近隣の人にも影響を及ぼしているかもしれません。
害虫以外にも、カラスなどの鳥が栽培中の野菜をついばんで他の住人のベランダに居座って食べるなんてことも考えられます。
そうしたことにも十分ケアをすることを考えなければなりません。
落下のリスク
プランターを置く場所によっては落下の恐れがあります。
落下して下を通る人に直撃など重大な事故につながることは想像に難くありません。
ベランダの柵の高さを超える場所に置いたり、ハンギング型で柵の外に掛けたりすると落下のリスクが高まります。
落下につながりそうな場所での栽培は絶対に避けましょう。
臭い
土や肥料による臭いにも注意をする必要があります。特に有機栽培をする場合は気をつけなければなりません。
有機肥料は動物の排泄物などを利用しているため悪臭が出やすいです。肥料としてしっかり発酵が進むと臭いは薄れていきますが、敏感な人もいるでしょう。
他の住人の生活環境を損う可能性もありますので十分に注意してください。
成功へ導くベランダ環境の改善策
ベランダは家庭菜園の場として手軽に利用できる一方で、さまざまな注意点があることもお分かりいただけたのではないでしょうか。
項目が多く感じるかもしれませんが適切な対策の仕方をすることで、ベランダでも十分に家庭菜園を楽しむことができます。
ここからはベランダ環境の改善策をお伝えしていきます。実りある家庭菜園のためにぜひお役立てください。
1.日当たりに関すること
家庭菜園において多い悩みのひとつに日照不足があります。
特に都心部で所狭しと家が並ぶような場所では、日照時間が限定的というのも珍しくありません。また季節によって太陽の軌道が変わり、日照時間に影響が出ることもあるでしょう。
日照不足の対して考えられる対策は以下の2つが挙げられます。
- 日照時間が短くても育つ野菜を選ぶ
- 植物育成ライトで栽培する
日照時間が短くても育つ野菜を選ぶ

日光の入り方が限定的なベランダでは、日照時間が短くても育つ野菜を選ぶことで家庭菜園を楽しむことができます。
日当たりで少し触れましたが、野菜によって必要な日照時間はそれぞれ異なります。直射日光を必要とする度合いで以下のように分類されます。
陰性植物
1~2時間程度の日照で育つ植物
- ミツバ
- シソ
- ミョウガ
- ニラ
- クレソン
- セルフィーユ
半陰性植物
3~4時間程度の日照で育つ植物
- コマツナ
- ホウレンソウ
- シュンギク
- リーフレタス
- ミズナ
- コカブ
- ジャガイモ
陽性植物
6時間以上の日照を必要とする植物
- インゲン
- オクラ
- ミニトマト
- ピーマン
- エダマメ
- ナス
- キュウリ
- ラデッシュ
陰性植物は日陰を好む植物で1~2時間ほどの日照で育ちます。ほぼ日光が入らないベランダなら陰性植物を育てるとよいでしょう。
ただし陰性植物の種類はそれほど多くなく、初心者向けで収穫の早い野菜が少ないのが難点です。
半陰性植物は陰性植物と陽性植物の中間にあたります。3~4時間ほどの日照時間が確保できるようであればおすすめです。
主に春や秋に育ちやすい葉もの野菜や根もの野菜が多く種類も豊富なので、いろんなものに挑戦してみてください。
陽性植物は直射日光を好む植物で6時間以上の日照を必要とします。
主に夏に向けて育つ実もの野菜が多いです。一日中日光が当たる好環境のベランダであれば旬の野菜に挑戦するともっと家庭菜園を楽しむことができると思います。
植物育成ライトで栽培する
どうしても十分な日当たりが確保できなければ、植物育成ライトで栽培するとよいでしょう。
植物育成ライトは日光が届かない場所で栽培するために開発された特殊なLEDライトです。植物の成長に必要な太陽光の波長を人工的に照射するため、室内でも野菜を育てることができます。
値段や性能はピンからキリまでありますが、個人的に安いものはあまりおすすめできません。電力が小さく効果が薄いものが多い印象です。
10,000円前後出せればどんな野菜でも育てるのに十分な機能を備えたLEDライトが手に入ります。
気軽に買えるものではないですが安物買いの銭失いになりかねないので、思い切って買ってしまうのもひとつだと思います。
電気代の目安は1日8時間照射を毎日行ったとして月に1,000~1,500円くらいです。半陰性植物なら当てる時間も短く光も適度に調節できるのでもっと安く済みます。
予算に応じて生活に支障が出ない程度に利用するとよいでしょう。
2.風通しに関すること
日照不足ほど重大ではありませんが、適度な風通しは野菜にとって大切です。
風が吹かなければ湿気が溜まりやすくなりますし、逆に強い風が吹きこみやすいと苗が耐えられなくなる可能性もあります。
改善方法として考えられる対策は以下の2つが挙げられます。
- 送風機を設置する
- 防風ネットを張る
送風機を設置する

風通しが悪い場所では送風機を設置することがおすすめです。
小型の送風機で風を送りこむだけで湿気によるカビやウィルスの発生を抑制できます。
ただし微風であっても長時間に渡って風を当て続けるのはやめましょう。長く風を当てすぎると乾燥しやすくなり悪影響を及ぼしかねません。時間を決めて一日に数回当てれば十分です。
モーター音が大きいと騒音で近隣に迷惑がかかる可能性があるので注意しましょう。
防風ネットで対策をする

逆に風が強く吹きこんでしまうベランダなら防風ネットを張るとよいでしょう。
強風が原因で土がすぐ乾く、土埃が舞う、苗が倒れるなどの問題を解消してくれるのが防風ネットです。メッシュ状の生地なので風を完全に遮らず適度に和らげてくれます。
定型サイズのものとロール状で自由に切って使うものがありますので、ベランダの環境に合わせて選ぶとよいでしょう。
3.スペースの確保に関すること
ベランダは洗濯物を干したり、部屋の中で保管しにくい道具類を置いたりで使えるスペースはわずかという人も多いでしょう。
出入りの頻度が高くなればスムーズに身動きが取れるように、空間をうまく利用したいものです。
家庭菜園においてスペース確保のためにできる対策は次の2つです。
- 棚を設置する
- 壁に掛ける
棚を設置する

スペースの確保で特に効果的なのは棚を設置することです。
倒れないようにしっかり固定すれば3~4段の高さで多くの野菜を栽培できます。床にプランターを並べるよりスッキリ見えますし、空間をうまく利用できて効率的です。
また高さを出さないと日が当たらないようなベランダにも有効な対処法と言えるでしょう。
棚の設置でよりおすすめなのが、簡易型のビニールハウスです。

主に棚内の保温が目的ですが防風の役割も果たします。風を取り込みたい場合はチャックを開けっぱなしにできるので便利です。
気温が高くなりすぎる場合は、ビニールを幕を取り払って棚だけにすることもできます。

これは武田コーポレーションで販売されているビニール温室棚4段です。
私は日光に当てるための高さが欲しかったのと、寒くなる季節だったので気温を確保したくて購入しました。
こちらは材質が軽く、持ち運びに苦労しませんでした。広いベランダだと強風で倒れてしまうかもしれませんので、固定するか重い材質の方がよいかもしれません。
壁に掛ける

ベランダが狭く棚の設置が難しければ、ハンギング型のプランターか壁掛けホルダーを使う方法があります。棚よりも幅を取らないので狭いベランダでは特に有効です。
壁掛け専用のプランター、直置きのプランターを載せるハンガーラック、複数のプランターを掛けられるウォールラックなど種類が豊富なので、目的に適ったものを選べるでしょう。
ただしベランダの柵の外側に絶対設置してはいけません。落下のリスクが考えられるので十分に注意を払ってください。
4.排水溝の詰まりに関すること
特に集合住宅においては他の居住者に迷惑がかかる懸念事項です。
乾燥した土が吹き上がってベランダに散る、水やりでプランターの底から流れ出る水と共に土が流出する、植物の落葉、肥料などの粒子の流出が時間とともに排水溝に堆積して詰まりの原因となります。
考えられる対策は以下の2つです。
- プランターにトレイを敷く
- 排水溝にフィルターを張る
プランターにトレイを敷く

トレイは苗に水を与える際に、余分な水分を受け止めて周囲を汚さない役割を持っています。
特にベランダにおいては、排水と同時に流れ出る土が排水管や排水溝の詰まりの原因になるので、トレイを敷いたほうが安心でしょう。
ホームセンターなどで並んでいるプランター売場の近くに置いてあることが多いです。デザインを統一してセット販売されているものも見られます。
持ち運びに便利な側面もあり、一時的に室内に移動させても汚れないので、一緒にそろえるのがおすすめです。
排水溝にフィルターを張る
市販されているものでベランダ用の排水溝フィルターがあります。
排水溝自体に異物が流れこまないようカバーが付いていることが多いですが、目の細かいフィルターを取り付ければより効果は高いです。
他にキッチン用の水切りネットや浴室用の髪取りフィルターで代用できることもあります。
フィルターは定期的に交換して、排水溝周りをこまめに掃除する意識は持っておいたほうがよいでしょう。
ベランダでの家庭菜園の魅力
最後にベランダ菜園の魅力をお伝えしていきましょう。
- 手軽に取り組める
- 管理がしやすい
- 心身が健康になる
1.手軽に取り組める
畑での栽培に比べて準備するものが少ないのはベランダ菜園の大きなメリットです。
畑ではまず土づくりから始めるので、スコップや鍬(くわ)などの道具が必要になりますし、準備する培養土も多くなります。また畑作業をするための服装の準備もしなければなりません。
ベランダでのプランター栽培ならこうした準備がすべて省けます。
初心者が家庭菜園に取り組む上でこのハードル低さは魅力のひとつと言えるでしょう。
2.管理がしやすい
目が行き届く場所で家庭菜園ができるので継続しやすいのもメリットです。
野菜栽培は天気に大きく左右されます。日差しが強ければ日陰に移し、寒さが厳しければ室内に移動させることが可能です。大雨や強風にも対処がしやすく、大規模な病害虫対策も必要ありません。
こまめに管理できることで失敗のリスクが減り、収穫に結びつきやすくなります。成功体験はモチベーションアップにもなるので、次に何を育てようかと楽しみが増えることでしょう。
3.心身が健康になる
特に都心部で生活していると自然と触れあえる機会は少なくなります。コンクリートジャングルの暮らしは便利である一方で、ストレスが溜まりやすいと感じることはないでしょうか。
土や緑に触れることは心を健やかにする効果があります。適度な農作業が幸福感をもたらすことは科学的に実証されています。家庭菜園は心の栄養にもなり、快適な生活の一助になるでしょう。
「野菜を育てて健康、食べて健康」これが家庭菜園の最大の魅力といっても過言ではありません。
まとめ
- コマツナ
- シュンギク
- ラディッシュ
- ナス
- バジル
- 種・苗
- 培養土(肥料入り)
- プランター(鉢底石が不要なタイプ)
- じょうろ
- (移植ごて)
- 日当たり
- 風通し
- 排水溝の詰まり
- 避難経路の確保
- ベランダの材質
- エアコンの室外機
- スペースの確保
- 水やり
- 害虫
- 落下のリスク
- 臭い
チェック項目が多いと感じるかもしれませんが、ほんのちょっとした工夫で解消できるものばかりです。
まずは小さなプランターで1つか2つから始めれば何も問題にはなりません。小さく始めれば管理も楽ですし、それがベランダで家庭菜園をする魅力なのです。
野菜の成長を見るのは楽しいものです。気負わずに気軽に始めてみましょう!